皆さんこんにちは!
ボディメイクプランナーの島田です。
最近は6月に運動会を行っている小学校があるそうです。
今時はこの時期に行うところもあるんですね。
私が小学生の時は、そりゃあ体育の日前後に行うのが恒例でした。
しかし、今時は、10月初旬でもまだまだ暑い。
最近の夏は以前にも増して暑くなってますから、熱中症にかかる子供が増えているそうで、
その影響で、少しでも涼しい時期にやってしまおうということらしいです。
ただ、このそんな時に増えるのが、
”父親の怪我”
子供の前で、いいところを見せてあげようと張り切るんでしょう。
普段はあまり運動していないのに、なぜかここぞとばかりに頑張った結果、
リレーで足がもつれて大胆な転倒をしたり、
肉離れを起こしてしまったり、
最悪のケースではアキレス腱を切ったなんて話も聞きます。
確かに、運動会で活躍してくれる父親は、子供にとってはヒーローですし、
父親が徒競走でトップにでもなってくれれば、子供はクラスの中でも鼻高々です。
ただ、怪我をしてしまうと評判はダダ下がり!!
子供も、活躍してほしいとは思っていますが、怪我をしてほしいとは思っていません!
なぜこんなことが起こってしまうのか?
確かに歳を取って、脚は昔に比べれば遅くなったけど、それは周りも同じ。
それなのに、なぜ自分だけ怪我をしてしまうのか?
今日はそんな疑問にお応えします。
筋力は想像以上に衰えている!!
年齢を重ねれば重ねていくほど、一般的には筋肉はつきにくくなると
言われています。
これは恐らく多くの人が、何とな~くは実感されていることかと思います。
しかし筋肉が落ちていくスピードは、昔とあまり変わらない。
でも多くの人が、自分がそれほど衰えているとは気が付いていません。
毎日の筋肉量の変化はごく微量。
この変化に気が付ける人はほぼいませんし、日常生活でそんなに意識することはありません。
でもこれが、数ヶ月・数年単位になると大きな差です。
塵も積もれば山となるです。
ただ、気持ちはそんなに衰えているつもりがないのが厄介なところ。
よって、自分の感覚(気持ちや願望が入る人がいますが)では
「若い頃に比べれば衰えているけど、まぁこれぐらいだろうな・・・」
と思っていても、
実際には全然身体がついていかない。
気持ちと現実のギャップはどうしても大きくなります。
運動会前とかには、一度ジムなどに行って、
自分の筋肉量や筋力を調べてみたほうがいいでしょう。
衰えているのは筋力だけではない!?
歳をとって衰えるのは筋力だけではありません。
それ以上に衰えやすいのは、”筋反応”
筋反応とは、脳から筋肉に対して「こう動け」と電気信号を送った後、
どれだけ早く筋肉が動いてくれるかというもの。
これのテストが、以前テレビなんかでもたまにやっていた、
「バトン落下テスト」です。
机の上などに腕を置き、手のすぐ上から合図なしにバトンを落下させ、
どの位置でバトンを取れるか?というものです。
バトンが落下し始めたのを目で確認し、脳は腕に「バトンを掴め」と電気信号を送りますが、
その電気信号を受け取ってから手が動き始めるスピードは、年齢と共に遅くなってしまいます。
これは徒競走などで派手に転んでしまうのも同じ現象です。
早く走ろうとして、身体は前傾姿勢を取りますが、
脚はその反応に追い付いていけず転倒してしまう。
だから、小学生の徒競走は、他の選手と競り合いをしてつまづいて転んでしまうことが多いですが、
お父さんの徒競走って、勝手に一人で前に転がるようにこけるでしょ?
転びそうになった時に自分の身体を支えようとしても、
支えられる筋力もなければ、反応もしてくれないので転んでしまうのは当然です。
筋力だけではなく、反応してくれない身体なんだということも
自覚しましょう。
歳をとってからの怪我は治りにくい?!
筋力の衰えや、筋反応の衰えは、運動をするときやとっさの動きをするときだけでなく、
怪我の回復にも大きく影響します。
普段から筋トレや運動をやっている人は、
筋肉の細かい繊維をよく切っており、(これは運動をすれば誰でもおこる自然なことです)
身体はそれの回復を常に行っています。
その為、大きな怪我をしても、修復の為の細胞は活発に働いてくれるので、
回復も早いのです。
しかし年齢を重ねると様々な細胞が反応しなくなっり、なくなってしまっていったりします。
細胞がなくなっていくことは食い止めることはできないかもしれませんが、
残っている細胞を活性化することはできます。
何も日常的にハードな運動をする必要はありません。
適度に身体にストレスをかけてあげることが、
身体を若く保っていける秘訣です。
子供の運動会で、残念なお父さんにならないように、
日頃から体を鍛えましょう