皆さんこんにちは!
ボディメイクプランナーの島田です。
筋トレを始めとする、ちょっと激しめの運動をやった後にやってくるのが
”筋肉痛”です。
運動をした翌朝に残っている疲労とともにやってくる、
人によっては厄介者とも思われています。
今日はそんな筋肉痛について少し解説をしようと思います。
そもそも筋肉痛ってどうしておこるの?
おこってほしくはないと思っていても、気持ちとは裏腹におこってしまうのが
筋肉痛ですよね。
筋肉痛とは、大雑把に言ってしまえば、
細かい筋肉の繊維が切れてしまったことによる炎症反応のことです。
足首を捻挫してしまうと、足首は見る見るうちに腫れ上がってきて痛みますよね?
これは足首が無理な力によって捻られ、筋肉や腱、骨、靭帯などの組織が傷つけられてしまうから。
これが炎症反応です。
運動をするとほとんどの場合、大なり小なり筋線維が切れてしまいます。
これは人間が自分の身体を守る上でとても大事なことです。
(筋線維が切れないと骨が折れてしまう)
当然筋線維が切れれば、炎症反応がおこり、痛みも出てきます。
ただ、切れてしまっているのはあくまでも細かい筋線維なので、
痛みが長い期間続くことはなく、2日程度すれば痛みはほぼ治まります。
これは、筋線維の修復は、およそ48時間で完了する為です。
もしそれ以上の期間痛みが続いたり、痛みが軽くならない場合は、
他の怪我が考えられるため、病院に行った方がいいでしょう。
筋肉痛は翌日におこっているか?
筋肉痛のメカニズムが大まかにでもわかったところで、皆さんに質問です。
皆さんは筋肉痛は翌日にちゃんとおこっていますか?
もし翌日には筋肉痛がおこらず、1日遅れてやってくるなんて場合は、
要注意です!!
「いや~、自分もいい歳だから、翌日になんかこないんだよね~」
なんてのはいい訳です!
年齢を重ねても、翌日にくる人はちゃんといます。
筋肉痛が翌日におこっていないという人は、本当は筋肉痛を翌日に感じれていない、
つまり、身体のセンサーが鈍っているということです。
先程、筋肉痛は筋線維が切れたことによる炎症反応だとお伝えしました。
運動をすれば、すぐに筋線維は切れ、炎症反応が始まります。
炎症成分がある程度溜まると、身体はそれを痛みと感じます。
筋肉痛が1日遅れでくるような人は、大抵の場合運動不足なので(笑)、
炎症成分が溜まってきても、身体がそれに気が付いていないので、
痛みとして脳に伝えるのが遅くなってしまうのです。
これが筋肉痛が1日遅れできてしまうメカニズムです。
1日遅れの筋肉痛を放っておいてはいけない
この1日遅れの筋肉痛、歳だからなどと言って放っておいてはいけません。
なぜなら、1日遅れの筋肉痛は、身体のセンサーが鈍っている証拠。
細かい筋線維で済んでいるから大事にはなりませんが、
筋肉痛にすら反応しない身体が、他の事に反応するとはなかなか思えません。
がんや脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病は、日々の生活悪習慣が積み重なって
引き起こされます。
多くのケースでそれらの前兆のような身体の変化が、身体の内部ではおこっています。
しかし、身体のセンサーが鈍ってしまっていると、この変化に気が付くのは難しくなってしまいます。
これが、1日遅れの筋肉痛を放っておいてはいけない理由です。
筋肉痛は、人間の身体の中でも、とても分かりやすい反応です。
これに”すら”反応できていないということは、様々なリスクを背負ってしまうことになりかねないので、
少しずつでもいいので、身体の変化を感じ取れる体にしていったほうがいいでしょう。
「自分の身体は自分が一番よくわかっている」と言いますが、
本当にそうでしょうか?
人間ドック受けたら結果にビックリ!!なんてことにならないように、
本当の意味で、自分の身体は自分が一番よくわかってあげれるようになってくださいね!!