以前ご紹介させていただいた通り、育児に大切なポイントは『基本的信頼』と『自己肯定感』です。
そしてこの2つのポイントを育むために必要なのが
アタッチメント~ATTACHMENT~
周囲の人に対し安心感や信頼感を持ち、自分は自分でいいんだ!ありのままでいいんだ!と思う根底には親とのアタッチメントがあるです。
子どもの頃に「愛着(アタッチメント)」をいかに築くかが、その後の人生、とくに精神面において重要だということがあきらかになっています。
子どもは、生まれてから5歳くらいまでに、親との間に愛着を形成し、これによって得られた安心感や信頼感を足がかりにして、周囲の世界へと関心を広げ、認知力や豊かな感情を育んでいきます。
赤ちゃんは親が自分から離れていったとき、ハイハイをして後を追っていきます。そのとき、親も愛情をもって応えることで、安定した愛着が形成され、親の存在は子どもにとって「安心できる安全な場所(心の安全基地)」となります。
子どもたちの脳はやわらかく柔軟です。
今からでも遅くはありません。ぜひ、たくさん褒めてあげてください。子どもの言った言葉をやさしくオウム返しにすることも大事です。これは自分が言ったことを相手がしっかり理解したことを意味し、脳の最高司令部である前頭前野が正常化するということがわかっています。大変なことも多い子育てですが、子どもたちはどんどん大人へと成長していきます。今しかない、かけがえのない時間をぜひ大切にしてもらえたらと思います。