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【SSP】

SSP…ストレンジ・シチュエーション法

ストレンジ・シチュエーション法は、発達心理学者のメアリー・D・エインスワースらによって提唱された、乳児と母親のアタッチメントの発達やその類型を明らかにするための実験観察法です!!

SSPの歴史

【1950年代】
精神科医のジョン・ボウルビィが愛着理論の実証研究を発表。ボウルビィの「子供からその親への結びつきの性質」という論文で愛着について説明された。

【1960~70年代】
ボウルビィの理論をもとに、エインスワースは愛着理論のベースが確立。1978年には愛着行動を観察し、分類する方法はストレンジ・シチュエーション法と呼ばれるようになる。

SSPの8つの流れ

エインスワースは、赤ちゃんを対象にストレンジ・シチュエーション法で研究を行いました。手順は以下の通りです。


①お母さんの赤ちゃん入室(30秒)
観察者は、お母さんと赤ちゃんをプレイルームに誘導する。お母さんは子どもを抱いて入室し、赤ちゃんを降ろす場所を説明して退室する。赤ちゃんにとっては初めての環境。

②赤ちゃんを遊ばせる(30秒)
お母さんは椅子に座る。赤ちゃんはおもちゃで遊んでいる。

③見知らぬ人(ストレンジャー)入室(30秒)
見知らぬ人がプレイルームに入る。お母さんと見知らぬ人は、椅子に座る。3人は、以下の流れでコミュ二ケーションを取る。
・1分間黙ったままでいる
・1分間会話する
・1分間見知らぬ人と赤ちゃんが遊ぶ

④お母さん退室(3分以下)
お母さんが退室する。見知らぬ人は、赤ちゃんが泣いたらなだめる。泣かなければ、そのまま座っている。

⑤お母さんとの再会(3分以上)
お母さんと再会、見知らぬ人は退室する。

⑥再びお母さんの退室(3分以上)
お母さんが退室、赤ちゃんがひとり残される。

⑦見知らぬ人が入室(3分以下)
見知らぬ人が入室、赤ちゃんをなぐさめる。

⑧お母さんと再会(3分以下)
お母さんが入室し、見知らぬ人は退室する。


このように、以下のような状況でどのような反応を見せるかを確認していきます。

  • 見知らぬ人を見た時
  • 母親が離れていく時
  • 母親が戻ってきた時

ストレンジシュチエーション法を行うことで、赤ちゃんの愛着行動を誘発することができます。その結果に基づいて、愛着スタイルを分類していきます。

4つのタイプ

ストレンジ・シチュエーション法で研究をおこなった結果、愛着行動のタイプは以下の4つに分類されました。

  1. 安定型
  2. 回避型
  3. 両価型
  4. 無秩序型

次回、それぞれについて詳しく解説していきます!

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