ヨガの仕事を始めてから、食事にも深い興味が湧き、その流れで漢方、薬膳の勉強も少しずつですが始めています。
春の養生法で意外と大事なのは、早寝早起きだそうです。
「早寝早起きもうしてますけど・・・」
という方も多いと思いますが、一応お話しますね。
2000年以上前に書かれた、漢方のバイブル的な本に黄帝内経素問というものがあります。
その中に春の養生法として早寝早起きが良いと書かれているのです。
早寝早起き当たり前ですよね・・・
でも、ここに冬の養生法を絡めると印象が少し変わります。
冬の養生法は遅起きなのです。
この違いは何なのか?大きくは日の出の時間の違い、そして気温の違いです。
この時代の冬は寒く、防寒も今ほどではなかったはずです。
そのため、冬眠ほどではないですが、冬はじっと寒さに耐え、温かくなってから動き出すような生活だったと想像できます。
そのため、春、早起きというのは活動的になる時期だという意味を含んでいるのです。
しかし、夏ほど全開にする時期でもない。
車で言えば、エンジンをかけて徐々にギアを上げていく時期だということです。
そういう意識で生活されるのが春、体調良く過ごす基本なのです。