更年期・シニア世代を “nico” 笑顔で過ごそう!
ヨガインストラクター・理学療法士 nico です。 今日は理学療法士としてお伝えしていきます。

私は、週2回ほど通所リハビリ(デイケア)で理学療法士として個別リハビリを行っています。そこでは、様々な疾患を持った方、年齢は高齢の方が多いので、特に運動強度については気を使っています。
前回は調子が良くても、今日は声に張りがなく元気がない様子だったり、食欲が落ちていたりすることはよくあります。お話しができる方でしたら体調を伺うことができますが、意思を伝えることができない方もおられます。
その時に目安にしていることとして、脈拍、血圧、血中酸素飽和度(SPO2)です。
運動前に測定、運動直後に測定して変化をみること。脈拍は不整脈がないか、1分間に脈が何回乱れているかなどを確認しています。
リハビリをする時のリスク管理として、「アンダーソンの基準」というものがあります。運動を行わない方がよい場合、途中で運動を中止する場合、運動を一時中止し、回復を待って再開する場合が載っています。ご興味のある方はクリックしてください。
“過ぎたるは及ばざるが如し”
行き過ぎることは不足していることと同じように良くないことだ。 つまり、「中庸(ちゅうよう):過不足なく偏りのないこと」が大切であるということです。
アンダーソンの基準も大切なのですが、一番は表情です。笑顔で運動ができるか、有酸素運動系では話をしながら運動できるかも簡単な指標となります。
これから暖かい日も多くなり、外でも運動もしやすい季節になってきます。 運動強度が強すぎれは、後のカラダの回復も遅れ、運動強度が少なすぎてはあまり意味のないことになります。どんな運動でもやりすぎはよくありません。ちょうどよい、中庸なところを探して行ってくださいね。
参考になれば幸いです。