「身体がかたいからヨガはできない」
そう思っている方はいませんか?
ヨガ=体が柔らかくないとできない
という方程式が世間で定着しているようですが、決してそんなことはないので安心してくださいね。
まず間違えないでほしいのは、身体が固いことは悪いことではないということ。
以前、ヨガのポーズの正解はどこか?ということについて書きましたが、
ヨガでは、ポーズを深めることが正解ではありません。
むしろ、身体が柔らかすぎるとやりすぎてケガをしてしまった、、という話もあるくらい。
正解は「自分が心地よく呼吸ができるところ」でしたね。
とはいえ、あまりにも身体が固いのもケガの原因にもなりますし、筋肉が固まっていると血行もわるくなってしまいますので、ある程度は柔軟性もあった方がよいと思います。
私自身も、もともと身体が柔らかい方ではあったのですが、毎日ヨガを続けていたことでかなり可動域は広がってきたので、ヨガは柔軟性UPに効果があるのです。
身体がかたい原因
①関節周りの筋肉の固さ
関節は身体の可動域を決める場所。この周りの筋肉が固いと関節の動きを邪魔して身体が思うように動きません。また、股関節や肩甲骨などの関節はリンパ節なども集まっているところ。ここがうまく動かないと血流など体液の流れも悪くなってしまい、代謝が悪くなってしまいます。
②緊張やストレスによる筋肉の緊張
お家では取れたポーズが、ヨガスタジオで先生や他にも生徒さんがいる中でやると出来なかった、といった経験はないでしょうか?初めての場所だとどうしても心が緊張して身構えた状態になってしまいます。まずは心をリラックスさせて、緩めてからポーズに入ってみてください。いつもより深くポーズに入れるかもしれません。
③思い込み
実はこれが一番多いのではないかと私は思っています。腕や足、身体の各部位に指令を出しているのは脳で、その司令塔の脳が「自分は身体が固いからここまで」と思ってしまっていたら、、限界を決めてしまっていたら、、、
指令を出される腕や足も「脳が思うここまで」しかいかないと思いませんか?まずはこの思い込みを取り払ってあげてください。嘘でも「私は身体が柔らかい!」と言いながらポーズに入ってみたら、意外に深まるかもしれません!
マットの上は安全で自由な空間。
人の迷惑になったり、自分を傷つけたりしない限りは何をしてもいいのです。
日常生活の中ではなかなか本当の意味で自由になることは難しい私たち、
せめてマットの上、ヨガの時間だけはのびのびと自由に好きなように身体を動かしてみませんか?