ヨガを学ぶ人にとってバイブルともいえる本があります。
著者:B.K.S.アイアンガー / 監訳:沖正弘
今でも世界中で読まれているこの本、
600点の写真でアサナ(ヨガのポーズ)、プラーナーヤーマ(呼吸法)を詳しく解説しています。

中身をみるとわかるのですが、わりと「・・・!?」って感じのポーズもたくさんあります。
※もちろん初心者向けのポーズも載っています!
ちなみにこの本の著者、兼ポーズモデルも務めているBKSアイアンガー師とは、
世界最高のヨガ指導者と名高く、現在世界中で練習されているハタヨガのほとんどが、
このアイアンガー師の影響を受けているといわれるくらいヨガ界のレジェンド的な存在です。
練習を続ければここまでになるのか…?という問いはひとまずおいておき、本題にもどります。
では、この『バイブル』に載っているポーズが正解なのでしょうか?
アイアンガー師と同じようにポーズが出来ることがすごいのでしょうか?
答えはNOです。
少なくとも、私がお伝えしていきたいヨガは違うと思っています。
以前こちらの記事で、ヨガをするとは、自分自身に意識を向けることと書きました。
ヨガスタジオやジムなどでグループレッスンを受けた経験がある方は、だれしも少なからず、
「先生みたいにポーズをとらなきゃ」と苦しくなってしまったり、
「隣の人みたいにもっと腕をあげないと」と頑張って呼吸が浅くなってしまった、
というような経験があるのではないでしょうか。
それが間違いとはいいませんが、自分ではない他人の真似をして頑張るのはちょっと苦しいし疲れてしまいますよね。
自分の呼吸を大切にしてポーズをとっていけば、自分の心地の良いところはおのずとわかってくはずです。
ヨガのポーズに正解はなくて、自分の心地よいところが正解。
答えは自分の中にあるのです。
無理して、顔がこわばり呼吸さえ止まってしまうようなところまでポーズを深めるより、もう少し自分に優しくなって「はぁ~~っ」と呼吸がゆったりとできる場所を見つけてほしい。
ヨガは自分を心地の良い場所に連れていってあげるツールだと思っています。
そんな、毎日を笑顔でHappyに過ごせるヨガをお伝えしていきます♪