前回「創造性」について書きましたが・・・。
時に「ワクワク」から遠く離れたように感じる時期があるのも、
普通なのだと思います。
積み重なった心身の不調、病気、
仕事、介護、育児、トラウマ、大きな喪失、痛み・・・
調えたくても、どうしてもうまくいかない時や、
もがく力も出ないような時・‥
そんな時は、
自分の中で起きていることと、ただ、一緒にいてあげられたらと思います。
目の奥を少しゆるめて、
仏陀か菩薩のような半眼でいいから、
優しい目線で、自身を見守って、一緒にいてあげる。
自分の声で自分を攻撃することだけはせずに。
本にはこんなフレーズもありました。
創造性とは、「緑の茎を通して、花を咲かせる力」。
ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』
私たちは、その創造性が実現される回路である。
花が咲く力に、自分自身を預けるには、
痛みを癒してあげる過程も、必要な時がある、と。
今日は、実家へ寄り、
父が漬けた琵琶酒が解禁となったので、味見をしてみました。
秋になり、美しい琥珀色になった琵琶酒。

右のはレモンなしでブランデーに漬けたもの。
最近の、品種改良された華やかに甘~いフルーツと違って、
古い木に人知れずなっていた琵琶は、ほのかに甘い、超さっぱり系。
それを漬けて、味がするのかしら?
想像できずにいましたが、見事に琵琶の味が転写されていました!
レモン入りはキリリと甘さが引きたち、
ブランデーの方は、何とも上品な、ジャスミン茶のような高貴な味わい。
(ヨガサイトで、お酒の話を書くのもはばかられますが、笑)
この甘さを味わった時、ものすごく嬉しかった自分がいました。
時間の経過で、まろやかに熟成していた、
その変容に、静かに感動していたのでした。
エネルギーが枯渇したように感じるときにも・・。
私たちには、いつも脈々と、流れ続けているいのちがあり、
それが自然に、まろやかに変容している力であることを、
覚えていられますように。
しかし、あの琵琶酒。
ものすごく酸っぱい味に仕上がっていても、
それはそれで、感動していたかもしれないなぁ(笑)。
どんな変容もOKであると、思えていたらいいなとも思います。